2016/7/12 15:47:49

絶対阻止!寄生虫対策マニュアル

    1.寄生虫の感染経路を断とう

    対内に潜り込む寄生虫の恐怖

     コーギーを飼う上で警戒すべき寄生虫は、ノミやダニだけではありません。対内に寄生する寄生虫にも警戒すべきです。こちらでは、有名なフィラリアから、あまり耳にしたことがない寄生虫まで、その実態や対策をご紹介していきます。

    2.犬回虫の実態と対策

    パスタみたいな寄生虫!?犬回虫の実態

    犬回虫
    photo by NIAID

     犬回虫とは、小腸に寄生する、一見パスタのようにも見える寄生虫です。オスよりもメスのほうが大きく、成長するとメスで最大18cmほどまで大きくなります。この寄生虫は、犬だけでなく、人間にも寄生する可能性があるため注意が必要です。犬回虫は小腸に寄生し、成長した後、1日10万個以上の卵を産みます。その卵は糞と混じって対外に排出され、その糞を摂取した生物に寄生します。
     
     なお、犬回虫に寄生されると以下のような症状が出現します。
     
    ・食欲不振、体重減少
    ・腹部のはり
    ・回虫を含んだ嘔吐や下痢
    ・肺炎
     
     なお、肺炎については、2~3日の内に死亡する可能性が高く、非常に危険な状態なため、最終警告と言っても過言ではありません。心あたりのある症状があれば、すぐに獣医さんに相談するようにしましょう。

    犬回虫への対策

    ネズミ

     時には死を招く「犬回虫」。そもそもどこから感染するのでしょうか。
     
     犬回虫は、主に回虫の卵が混ざった糞やその糞を食べたウサギやネズミなどを食べてしまうことで感染します。特に食糞から感染するケースが多く、食糞癖があるコーギーの場合、特に野外での散歩には気をつけましょう。※食糞については「「食糞」は汚いだけじゃない!知っておきたい「食糞」について」記事もご参照ください。また、母犬が犬回虫に寄生されている場合、胎内で胎児に感染することもあるようです。
     
     感染を防ぐためには、「食糞や動物の死骸を口にさせない」ことです。食糞は一瞬の隙に行われるため防ぐことが難しいかと思いますが、せめて「野外での食糞」は絶対に避けるようにしましょう。また、すでに妊娠中の母犬が犬回虫に感染している場合は、駆虫薬による駆虫が望ましいのですが、妊娠中は普段以上に身体はデリケートになっていると言えます。そのため、駆虫薬は獣医さんに相談した上で使用すると良いでしょう。

    3.犬糸条虫(フィラリア)の実態と対策

    コーギー
    photo by Miyo Sekimoto

    放置は命の危機!フィラリアの実態

     「フィラリア予防」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、「フィラリア」自体が実際はどのようなものなのか、ご存じではない方もいらっしゃるかもしれません。フィラリアとは、そうめんのような細長い糸状の外見をしている寄生虫で、心臓や肺、その周囲の血管に寄生します。
     
     フィラリアに寄生されると、以下のような症状が現れます。
     
    ・咳
    ・疲れやすくなる、散歩を嫌がるようになる
    ・異常なのどの渇きを訴える
    ・全身のむくみ ※腹部には水が溜まることもあります。
     
     なお、フィラリアに寄生されても初期症状がないため、早期発見が難しい場合があります。寄生虫による内臓の損傷を受け、その影響で咳や全身のむくみが発生するようになりますが、治療は危険を伴うものとなります。しかし、放置すると高確率に死に至る恐ろしい寄生虫のため、フィラリアにおいては事前の予防が最も大切だと言えます。

    初期症状がないからこそ絶対行いたい予防策!

    蚊

     前述のとおり、フィラリアに寄生されても、内臓や血管に損傷を受けるまでは初期症状が表に出ることはほぼありません。そのため予防・対策はしっかりと行いましょう。
     
     フィラリアは吸血を行う昆虫、蚊やブヨなどを介して感染します。コーギーは屋内で飼育されている場合が多いとは言え、散歩など外に出る機会がある限り、フィラリアの危険は付きまといます。
     
     もっとも有効的な予防策は、フィラリアのワクチンを受けることです。蚊が多く出没する期間がくる直前に摂取すると良いでしょう。

    4.肺吸虫の実態と対策

    マイナーだけど実は身近な肺吸虫

     マイナーな寄生虫の中でも実は身近な寄生虫が「肺吸虫」です。症状こそ無症状であることが多く、時に咳や喀血が見られるものの、犬回虫やフィラリアなどの他の寄生虫に比べれば恐怖感は少ないかもしれません。しかし、「肺吸虫」の一番恐ろしいところは、症状ではなく、「人獣共通感染症」であるところです。つまり、人間にも感染する可能性があります。そのため、警戒しておくに越したことはないでしょう。

    肺吸虫の予防と対策

    肺吸虫

     それでは、「肺吸虫」はどこから感染するのでしょうか。実は、身近な生物である「カタツムリ」が原因なのです。
     
     肺吸虫に感染した「カタツムリ」を食べることで感染します。「カタツムリを食べること」は想像しにくいかもしれませんが、おもちゃや食器にカタツムリがついていた場合はどうでしょうか。うっかりコーギーが触れてしまいそうではありませんか?屋外などにコーギーが遊ぶおもちゃや食器を放置しておくと、カタツムリがついてしまう可能性があるので、極力避けましょう。
     
     また、コーギーは元々好奇心旺盛な犬種ですが、子犬の頃はより好奇心が盛んに働きます。様々なものを口にしてしまう可能性があるため、散歩のときなど飼い主さんの目が届かないような草むらなどに入らないように注意しましょう。もしかしたら見えないところで、カタツムリを口にしてしまうかもしれません。