2016/3/4 19:33:47

ウェルシュコーギーペンブロークってどんな犬?

    1.コーギーってどんな犬?

    ウェルシュコーギーペンブロークの歴史

    コーギー

     ウェルシュコーギーペンブロークは、ウェールズのペンブロークシャー地方にて発展した犬種です。その歴史はあまりに古く、明確な歴史をたどることはもう難しくなっていますが、おそらく紀元前1200年頃には存在していたと考えられています。当時、ウェルシュコーギーペンブロークは牧畜犬として活躍しており、牛や馬などの家畜の誘導に秀でていました。その低い体躯は家畜の反撃をかわすことに長け、家畜のかかとに噛みついては追い返す、といった器用さも持ち合わせていました。
     よく似た容姿を持つ犬として、「ウェルシュコーギーカーディガン」がいますが、こちらの犬種は「カーディガンシャー地方」にて発展したとされ、牧畜犬として活躍した歴史背景も似ておりますが、顔つきや耳の大きさ、断尾の有無などの違いがあります。

    コーギーの平均サイズや寿命が知りたい!

     ウェルシュコーギーペンブロークのサイズは以下のようになります。
     
     ▽サイズ
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     ・体高:約25~30cm ※体高=犬が立った状態で地面から背中までの長さ。
     ・体重:9~12kg   ※オスのほうが多少重たい傾向あり。
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    小型犬に分類するには少し大きめですので、よく中型犬と定義されています。手足が短い分、同じ中型犬の中でも抱えやすいように思います。なお、平均寿命としては12~14歳くらいだと言われています。食事管理や健康管理を徹底し、できるだけ長生きできるよう配慮してあげましょう。特に、コーギーは太りやすい性質ですので、肥満には要注意です。

    2.全4種類!コーギーの毛色

    ①レッド

    レッド

     おそらく日本ではもっともポピュラーなキツネ色の毛色のことをレッドと呼びます。なお、ホワイトが加わることにより、「レッド&ホワイト」と呼ばれることもあるようです。キツネのような顔つきをしたコーギーによく似合う毛色で、太陽の下だとよりいっそう鮮やかに映えます。
     
     
     

    ②ブラック&タン

     ブラックがベースカラーとなる毛色です。麿眉毛のような差し色のタンが入ることが特徴です。差し色として複数色が入り、3色となったものを「トライカラー」と呼ぶこともあります。頭部のカラーによっても呼び方が変わることがあり、頭部も黒いものを「ブラックヘッド」、頭部の黒が後退したものを「レッドヘッド」と呼びます。なお、成長につれて毛色が変化し、頭部の黒色がなくなってしまうケースもあるようです。

     

    ③セーブル

    セーブル

     レッドに似た毛色がベースとなり、差し色としてブラックが入ります。毛先が黒いことが特徴です。レッドに比べると見かける機会は少ないかと思われますが、ブラックが入ることによって凛々しい顔つきがより引き締まった印象となるため、レッドとはまた違った魅力があります。
     
     
     

    ④フォーン

     おそらくコーギーの中で、もっとも見かける機会が少ない毛色かと思われます。明るい金髪のような毛色をしており、太陽の下でやわらかく光ります。全体的に優しい印象となることからファンも多いようですが、個体数が少ないため価格は高くなりがちかもしれません。

    3.ロイヤルドッグ・コーギー

    エリザベス女王の親友「スーザン」

    ロイヤル

     コーギーと言えば、イギリス王室のロイヤルドッグとしても名を馳せています。エリザベス女王の愛犬であるコーギー。エリザベス女王は、彼らのことを「家族」として接し、少しでもぞんざいな扱いを受ければ本気で怒り、なんと「スーザン」においては新婚旅行にも連れていったとのことから愛の深さが伺えます。なお、「スーザン」とはエリザベス女王が18歳の誕生日祝いとして父親から贈られたコーギーで、エリザベス女王は「スーザン」のことを親友として生涯愛しました。
     「スーザン」が亡くなると、エリザベス女王はイングランド東部ノーフォークのサンドリンガム館の敷地にお墓をたてました。墓碑には「女王の忠実な友人」との言葉が刻まれ、ここでもどれくらい女王が「スーザン」を愛していたのかが伝わってきます。

    その後のエリザベス女王とコーギー

     「スーザン」が死去した後も、エリザベス女王の人生はコーギーと共に在りました。繁殖にも力を入れていたため、「スーザン」の血は子へと受け継がれ、これまで女王が飼育してきた30匹ものコーギーはすべて「スーザン」の子孫とも言われています。また、コーギーとダックスフントを交配させた「ドーギー」という品種も繁殖させているとこのことです。
     しかしながら、一時期は「動く絨毯」とも称されるほどたくさん飼育していたコーギーもずいぶんと少なくなり、2016年現在2匹のみとなってます。それも、愛犬を残して死を迎えたくないからという女王の愛情ゆえの判断です。現在飼育されている2匹もお年を召している状況であり、今後新たなコーギーを飼うつもりはないとのことです。