2016/2/9 10:58:18

ウェルシュコーギーペンブロークがかかりやすい病気

    1.要注意!コーギーがかかりやすい病気のその対策

    頚椎椎間板ヘルニア

    コーギー

     皆さんご存じのとおり、コーギーが胴体が長く、足が短い体型をしています。その体型は大変魅力的なのですが、頚椎椎間板ヘルニアを患いやすいという難点も持ち合わせているのです。
     ヘルニアは、脊髄の神経の束に変性した頚椎椎間板が侵入することによって神経症状を引き起こす病気です。他の犬種でも発症しますが、コーギーはその独特の体型から首のヘルニアを患いやすく、腰や背中の痛みを時に鳴いて訴えます。この病気は重症度によって症状が変わってきますが、重症化すると自分で歩行することや、排泄すら困難になってきます。
     足腰の負担によって発症しやすい病気ですので、肥満にならないように気をつけること、また、そのためにも成長期の適切な運動が必要不可欠です。もし家がフローリングなどすべりやすい床の場合は、それだけでも足腰に踏ん張らせてしまう負担をかけてしまうので、カーペットなどを引いてあげることも良い対策になるでしょう。

    てんかん

     てんかんは様々な犬種が患う病気で、コーギーも例外ではありません。
    急に四肢を硬直させて、バタッと倒れ、かすかに身体をふるわせながら泡を吹いて意識を失います。意識を失っている間に失禁するケースもあります。通常30秒以内に症状はおさまり、何事もなかったかのうように通常時と同じような様子に戻ります。
     てんかん発作の要因には色々な可能性があり、脳に異常が発生している場合や、全身病、ストレスなどが引き金となって発症する場合もあります。一度起こった発作は長い間隔を空けて再度発症することもあり、一時的に回復したように見えても、すぐに獣医さんに相談することをおすすめします。原因が明確に把握できる場合は、該当する病気の治療が優先となりますが、原因不明である場合は、投薬治療が開始されます。
     この病気の重要な点は、「どのような時に発症するか」というタイミングです。初めてこの病気を目の当たりにした際は驚かれるとは思いますが、獣医さんに相談を行うときに状況やタイミングを明確に伝えられるように、落ち着いて向き合いましょう。

    アレルギー性皮膚炎

    コーギー

     アレルギー皮膚炎も警戒したい病気の一つです。抜け毛が多いコーギーですが、この病にかかるとさらに抜け毛の量が多くなり、また全身が赤くなるなどの症状が現れます。強いかゆみが発生するため、かきむしって傷をつくってしまう場合もありますので、注意してください。
     花粉やダニなどのアレルゲンを吸い込んだ際発症するアトピー性皮膚炎や、食べ物によるアレルギー、身体に寄生したノミのアレルギーによって発生するのみアレルギー性皮膚炎などの種類があります。何に対してアレルギーを発しているのかを知る必要がありますので、動物病院にてアレルギーテストを受けましょう。
     アレルゲンが特定できたら、該当のアレルゲンへの対策を行うことが大切です。たとえば、花粉なら原因となる植物の撤去、食べ物なら原因となる食べ物を使用しない食餌に変更、ノミであれば駆虫薬の使用やノミ取り首輪などが有効です。
     アレルゲンや症状の重症度によっては、皮膚だけでなく下痢・嘔吐などそのほかの症状も伴う場合があります。普段からわんちゃんをよく観察し、異常を早めに見つけた上で対策を行ってあげましょう。

    2.ウェルシュコーギーペンブロークの遺伝性疾患にご注意!

    変性性脊髄症(DM)

    コーギー

     変性性脊髄症は痛みを伴わず、ゆっくりと進行する病気です。原因は未だ明確ではありませんが、遺伝性である可能性も示唆されています。他の犬種で多く確認されており、コーギーにおける発症は現状少ないのですが、確実に増加傾向にあることが確認されています。
     症状は年を重ねた後表面化します。爪を足ですったり、腰がふらついたり、ウサギ跳びを行ったりすることが特徴です。そのまま症状が重症化すると、自分で起立を行うことが難しくなってきます。また、椎間板ヘルニアと非常に症状が似ています。また、原因が明確ではないため、治療法も確立されていません。ただし、他の病気との切り分けを行うためにも早期確認が必要ですので、わんちゃんが不審な挙動をしていた際には、すぐに獣医さんに相談するようにしましょう。

    股関節形成不全症

     遺伝的に、股関節を形成する骨が十分に発達しない病気です。大型犬によく見られる病気ですが、コーギーにも発症しやすいと言われています。
     症状としては、ウサギ跳びや腰のふらつきが見られ、生後間もない頃は症状は表面化せず、成長期に入る4~6か月以降から症状が見られるようになります。悪化すると、脱臼や亜脱臼を引き起こす場合もあります。
     原因が遺伝となるため、お迎えしたのちに予防を行うことは難しい病気です。また、他の病気との見分けもつきにくく、症状が重症化すると手術が必要となりますので、早めに獣医さんと相談しましょう。なお、肥満体型の場合、悪化するスピードが速くなります。コーギーは肥満体型になりやすいので、特に注意が必要です。様々な病気の天敵となる肥満には十分に警戒を行い、しっかりと体重管理は行いましょう。